ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

ソニーの「NEX」、やはり話題っすねぇ
だって「E 16mm F2.8」レンズと組み合わせても約350gという軽さは普通じゃないっしょ
毎日携帯できる一眼カメラが出た!という感じっす

前回はファーストインプレッションって感じだったのですが、今回は「NEX」の開発秘話をご紹介したいと思います

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はじめにモックありき?

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

ソニーの商品ではよくあることだけど、「NEX」もモック先行で開発された商品っす

2008年末のこと 事業部長から見せられた一枚のイメージイラストから 全ては始まったらしい

命じられたのは「いつでもどこでも持ち歩ける ソニーらしさが感じられる一眼カメラ」
恐るべきことに、既に発売予定まで決まっているという言葉に追い詰められた開発チームが取った行動は・・・

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

モノもないうちから「カタログ」や「ニュースリリース文」を作成

まずは、開発チームの目指すべきゴール(目標)を明確にしたというわけ
達成イメージを共有化することで、開発過程での「ブレ」を抑えることができるっちゅうことですな

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

そして、これが事業部長の無茶ぶりに果敢に挑んだ開発チームの皆さんっす


目標を実現するために

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

開発チームが難産の末、世にだしたミラーレス一眼「NEX」は、上記のような夢のような機能を搭載したものとなったんだけど・・・

「サイズ」は絶対に譲れない部分だっただけに、ソニーが今まで蓄積してきたノウハウや技術を余すことなく応用していくとともに、新たな工夫を加えていく作業の日々だったみたい

最初に取り組んだのは、フランジバックサイズを決めること
一眼カメラの場合は、ボディサイズの要だもんね
この時点では、既に最終目標のモック(仮)まで作成されていたわけだから、搭載する機能から必要なパーツの構成(必要な厚み)を引いていけば おのずと答えは出てくるわけっすが、一眼ってことは「望遠」レンズの装着も想定する必要があるわけで・・・

いやはや、素人の目から見ても大変な作業だったと思われまする

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

そうやってはじき出したフランジバックサイズは『18mm』
必然的にミラーレスを選択することになったわけです

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

本体よりも重いレンズの装着に関しては、ボディをマグネシウム合金の外装とフレーム構造にすることで、レンズの重さによる外装ストレスを本体に伝えない強度を持たせることで解決してるとのこと
それにしても フランジバックに18mmも割くと残りのスペース、無さ過ぎな気が;;;

スペースに限りはあってもイメージセンサはAPS-Cを選択

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

普通、これだけサイズに制限があれば、イメージセンサはフォーサーズを選択しそうなものなんだけど、なんとソニーが選んだのは「APS-C」!!!

『世界最小一眼クオリティ』という目標にブレはないっす

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

フォーサーズが駄目というわけではありませんが、同じ画素数であれば、やはりイメージセンサが大きいほうが良いっすもんね
また、同じ条件で撮影したときのボケ感の楽しみ方の幅も APS-Cのほうが広いわけで・・・

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

しかも載せてきたイメージセンサは、イメージセンサ内でAD変換を行うという「Exmor APS HD CMOSセンサー」(「Exmor」、最近は携帯用のも開発されとります)
「NEX」は、ISO感度を12800まで上げてきたけど、「Exmor」のおかげで高感度撮影時でもノイズが出にくくなっております

今回の試写タイムでは、あまりに興奮しすぎて高感度撮影を失念していたんだけど しょういちさんのブログ(最後にリンクあり)では ISO-12800で撮影された写真をご覧いただけます
全然常用に耐える画質でビックリ! これはもう前回の記事でもご案内したけど、特別体験会で実際に触れて体感して欲しいなり

さて、APS-Cサイズのイメージセンサを搭載するとなると、ますます残りのスペースが限られてしまいますが、そこはサイバーショットTシリーズで培った効率レイアウトやソニーの十八番である高密度実装でクリア
おまけにチルト式液晶まで搭載しながら、奥行38.2mmを実現しちまいました

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)
この立体パズルのように組み合わされた基板を見よ!

この「チルト式液晶」の搭載は、当初の予定ではなかったらしい
サイズはそのままなのに、チルト式液晶を搭載するという 思いっきり無茶ぶりな要求が落とし穴として待ち受けていたのは、完成した今では笑い話っすね

パノラマ写真が一瞬で撮れる!

ソニー「NEX」は、毎日携帯できる一眼カメラ(Review-2)

前回、秒7コマの高速連写に驚いたことを書きましたが、「NEX」は連写性能を用いた「スイングパノラマ」モードを使うとパノラマ写真撮影もできちゃうんです

撮影はいたって簡単! カメラを水平に振るだけなのだ

パノラマ写真の持ち帰りは不可だったので、撮影風景のみ動画で貼っておきまする
ほんとにあっという間に撮影できちゃうのに驚いた機能です

SONY ミラーレス一眼 NEX-5 「スイングパノラマ」の撮影風景

しかもこのパノラマ撮影機能は、7月中旬頃に予定されているファームのアップデートで、3D写真が撮影できる「3Dスイングパノラマ」撮影機能まで追加されるらしい

スイング撮影で得た高速連写画像の中央部分に対し、左目用と右目用の視差画像を生成するんだと
単眼レンズながら「3D」用の2枚の画像が撮影できるなんて! でも出力して楽しむには 静止画だと『3Dブラビア』でないと駄目なのかな? 他の3Dテレビでも良いのでしょうか?
詳細は、プレスリリースを待つしかないか

ちょっと気になるところです
 
 
なんだか今回は、ハード中心に書いてしまいましたが、それだけサイズと撮影イメージに衝撃を受けたということっす

だってこの大きさと軽さなら 女性でも「一眼カメラを毎日携帯できる」んすもん
興奮するなというほうが無理でしょう(苦笑)

もっと長く触れていたかったなあ

前回も貼ってましたが、本体やレンズの写真っす

Sony Alpha NEX-5 Digital Camera body & lens


関連ページ
ソニーのミラーレス一眼「NEX」に 早速触れてきたなり
液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

「NEX-5/NEX-3」特別体験会開催:ソニー
http://www.sony.jp/ichigan-e/whatsnew/exp201005/

一眼クオリティーを体験しよう。a Day with "α"
http://www.sony.jp/ichigan-e/experience/

使えるISO12800 ~NEX-5レビューその2 (しょういちさんブログ)
http://sorryfull.blog8.fc2.com/blog-entry-1853.html

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