液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

ボタンひとつで映像が3Dに!買った日から3Dを楽しめる液晶3Dテレビ「SONY 3D BRAVIA」

その映像を体験するとともに、開発者の方からお話が聞けるということでソニー本社ビルへお邪魔してきました

いやぁ、「BRAVIA」に込められたソニーの開発者魂を感じた2時間でありました

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ボタンひとつで映像が3Dに!

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

液晶テレビの宿命、『残像』を解消すべく、2007年以来倍速駆動テレビが主流となってきておりますが、世界で初めて「4倍速」表示に対応したソニーの液晶テレビが、今度は『3D』に対応しちまいました

しかも、3D機能を内蔵するだけでなく、2Dから3Dへの変換機能まで備えもってるというではありませんか! 今回ここんとこにすっごい興味を持って参加したんすよ
「3D元年」とかいいつつも、まだまだコンテンツが少ない現状は否めない状況
3Dテレビを買っても楽しむものがなくちゃねぇ(^^;;;

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

しかし、ご安心あれ! 6月10日から発売がスタートする3D対応液晶テレビ「BRAVIA LX900シリーズ」なら、現在放送中の2D映像はもちろん、ホームビデオやストリーミング映像もボタンひとつで3D映像にBRAVIAが変換!
買ったその日から3D映像が楽しめちゃうんす

実際に、3D変換用の専用LSIで3D映像に変換した映像を視聴させていただきましたが、スポーツや自然といった映像は、飛び出すというよりは奥行き感が増した感じ
それでも2D映像で見る以上の臨場感が楽しめました

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

ゲームももちろん3Dで楽しめるっす

あ、「3D BRAVIA」は、サイドバイサイド方式やトップアンドボトム方式にも対応してるらしいので、既に一部で始まっている3D放送も視聴可能っす

4倍速駆動+LEDバックライト制御でクロストークを低減

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

液晶テレビの弱点ともいえる残像問題については、4倍速表示にフレームブリンキングを加えた「モーションフロープロ240Hz」+「バックライトブリンク」で解消
これは、上の図のように『1秒間に60コマ』という通常の映像と映像の間に3コマの補完映像を生成して、補完生成した映像の1コマ目と3コマ目の表示時にLEDバックライトをオフにするという仕組み

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

3D映像を表示する際も、この「4倍速技術」+「バックライトブリンク」を用いてクロストーク現象を極限まで低減しています

通常フレームシーケンシャル方式の3D映像の場合、左右の映像を1秒間に60コマずつ(合計120コマ)を交互に表示して実現しますが、この場合左右の映像を書き換えるときに前の映像が重なるクロストーク(二重像)という現象が起こりやすい

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

そこでソニーが考えた手がスゴイ
なんと左右の映像を通常の倍、それぞれ秒間120コマ(合計240コマ)ずつの表示にして
左右同じコマの二度書きするという方法なんです
書き換え途中となる一度目の表示ではLEDバックライトをオフに、そして二度めの映像表示時に輝度を高めてバックライトを点灯することで、網膜残像を排除とクロストークを低減しちゃった

なんとまぁ 二度書きにLEDバックライトを神業的コマ単位制御とは!
この発想には参りました まさにコロンブスの卵っすな

3Dメガネにも秘密がいっぱい

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

「誰でも楽しめる」ということにも主眼を置いたソニーが目指したのは
「明るいリビング環境でも3D映像が楽しめる3Dテレビ」
そのために3Dメガネにも、様々な工夫がなされているのであります

開発のキーポイントは以下の2つ
 ・明るい環境でも楽しめる3Dテレビ
 ・多くの人にフィットする3Dメガネ ということ

クリアするべく開発者が出した応えが、一般的に3Dメガネに施されている「偏光板(膜)」をなくすことだったのです
これは液晶テレビだからこそ出来たこと(パネル側に偏光板を付けた)

※シャッター式3Dメガネでは、一般的には画像表示と偏光メガネの偏光軸方向を90度に交差させてシャッターとして利用している(通常「左:45度,右:135度」)偏光レンズ付きのサングラスをお持ちの方は、メガネを傾けてみると見えたり、見えなくなったりするのを確認できますぜぇ

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

カメラで偏光レンズ(PLフィルター)を使ったことがある方ならわかると思いますが、偏光レンズを装着するとどうしても暗くなりますよね
3Dメガネから偏光板を除くことで透過率がUP! リビングなどの明るい環境でも快適に3Dを楽しめむことができるようになったというわけっす

さらに、インバータ方式ではない蛍光灯やLED電球によるちらつき(フリッカー)が解消することにもなったそうな
つまり、ちらつきから来る眼精疲労を受けずに済むわけっすね

実際に体験してみたけど、確かに他社の3Dテレビに比べて明るく見やすいと感じやした

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

大人から子供まで、誰でも3Dテレビを楽しんでもらうためには避けて通れない問題が
誰にでもフィットする3Dメガネの開発

そこで開発者がとった道は、頭のサイズを測るという急がばまわれ方式
グローバル企業の強みを生かして、様々な国に上記写真のような測定器を送り
実際にいろいろな人の頭のサイズを測ったらしい;;

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

そうして誕生したのが、幅を2段階で調節できる工夫とスモールサイズの3Dメガネなんス

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

実際に標準サイズと 試作したスモールサイズを小さいお子さんにかけてもらったのが上の写真 やっぱ標準サイズは子供には大きすぎるよね
確かに別売りのスモールサイズを使えば、小顔の人はもちろんキッズもストレスなく3Dテレビを楽しめそうっす

うーん、機器が使う人を選ばないために開発が努力できるところが素敵だよねぇ

ソニーの3D戦略は?

液晶3Dテレビ「BRAVIA」に、SONYの開発者魂を見た!

映画「アバター」や「くもりときどきミートボール」の3D映像にもソニーの3Dの技術が貢献しているんだけど、ゲームやエンターテイメント分野への技術サポートはこれからも増えていく予定だそうな

気になるのは、コンシューマー向けの3D機器やコンテンツ提供っすが...

プレーヤーやレコーダの発売は今夏から、そして6月10日のLX900発売に合わせて『PlayStation 3(PS3)』のファームのアップデートも実施されるそうな
3D立体視ゲームタイトルがいよいよ登場するわけやね ヤッホォ♪

LXシリーズとPS3かぁ 最強の組み合わせになるかも(笑)

6月に南アフリカで開催されるFIFAワールドカップの放送をスカパーが3D放送するという話 さらにブルーレイ3Dも年内に30~40タイトルリリースされる予定とのこと

実際、サッカーの3D映像も視聴させてもらったけど、選手と同じアイレベルの映像が最高!
まるで自分が一緒にピッチに居るみたいなのだ
FIFAを3Dで楽しみたいならLXシリーズ買うっきゃないかな・・・値段がぁぁ(^^;

既存のAVシステムにLXシリーズを組み合わせて3Dを楽しむには、HDMI 1.4の3D映像伝送対応機器でないといけないなどいろいろあるんだけど、これは他社の場合も同じこと

ここいらについては また次の記事でまとめることにするっす
モノリシックデザインのことや液晶部分の「オプティコントラストパネル」についても書いてないしね

3Dテレビが各社から発売されてきているけど、買った日から3Dを楽しめるという点では「SONY 3D BRAVIA」が一歩リードってとこ?
明るい環境でも楽しめて、目にも優しいしね
あぁぁぁ、早く3Dテレビが買える身分になりたいっす(道のりは果てしなく遠い(泣))

Sony Japan | 3D world Created by Sony
http://www.sony.co.jp/united/3D/

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