「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

メディアタブレット「GALAPAGOS」をモニター中ですが
実はお借りする際、なんと贅沢なことに開発者の方々から直接お話を聞く機会を頂きました

そこで知ったのは・・・
シャープが「GALAPAGOS」で目指しているのは、XMDFという名の電子書籍ソリューションの構築だったということだったのであります


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「GALAPAGOS」がやってきた!今度はメディアタブレットだぜぃ

「GALAPAGOS」は柔軟に変化する『進化』の象徴

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

当日、お話を聞かせていただいた開発者の皆様はこちらのお三方

その思いは「GALAPAGOS」という名称にも込められている
進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの「生き残る種とは、最も強いものでもなければ、 最も知的なものでもない。 最も変化に適応できる種である。」という言葉にもあるように、状況に応じて柔軟に変化する『進化』の象徴として「GALAPAGOS」と命名したというわけ

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

このスライドタイプには参加者がいっせいに食いついてたww

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

このほかにも液晶サイズについても何種類ものデザイン(サイズ)が検討された

「GALAPAGOS」が目指したのは新しい生活習慣の提案

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

シャープがGALAPAGOSで目指したのは・・・新しい生活習慣の提案!!

ザウルス文庫から長い歴史と研鑽を経てきたシャープが開発した文書フォーマット「XMDF(Mobile Document Format)」を用いた電子書籍ソリューションの構築することで形となりつつあるのだ

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

イベント会場には 懐かしい歴代のザウルスの姿も・・・(うちにもいくつかあるなぁww)

XMDFという名の電子書籍ソリューション

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

iPadのiBooksやKindleなどで採用されているのは「EPUB」と呼ばれるオープンな標準規格フォーマットだが、シャープが開発をすすめてきた「XMDF」フォーマットもオープンな国際標準規格である

どちらも、「テキストや静止画」に加え、「動画や音声」が楽しめる点では同じといえる
ではどこが違うのか?というと・・・ まずなんといっても日本生まれだという点だ

シャープは、日本における電子書籍フォーマットには
次の三要素が必要であると考えXMDFフォーマットの開発を1997年から進めてきた

それが
 紙媒体と同じレベルで日本語表現が可能か
 非力なデバイスでも読めるか
 書籍の新しい可能性を追求できるか
という点である

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

XMDFとは電子書籍フォーマットだけを指すのではなく、オーサリング、暗号化、そしてビューアまでを含めた電子書籍ソリューションの総称なのだ

XMDFフォーマットはどこが凄い?

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

「GALAPAGOS」に採用されたXMDFフォーマットでは、シャープが考える電子書籍フォーマットに必要だと考える三要素を見事に満たしている

『記述能力の高さ』
  縦書きにおける算用数字の記述対応や、日本語特有の表現方法
  「ルビ」「外字」にも対応し、紙媒体と変わらぬ表現力を実現
『著作権保護機能』
  デジタルコンテンツには必須の保護機能
『マルチプラットフォーム対応』
  専用デバイスのみならずスマートフォンなど他のデバイスへも
  ワンソースでマルチユース展開が可能

日本文書を電子化するときの悩みのひとつが「外字」の処理
というのも、各デバイス(プラットフォーム)に内蔵されるフォントセットが統一されていないことにある(携帯電話の絵文字を考えるとわかりやすいかな?)
「XMDF」では、文書へフォントの指定を組み込み、画像外字を用いているほか、それでも対応できない特殊なものについては代替文字を記述するなどで対応している
このように細やかな処理が可能なのも、XMDFフォーマットが日本生まれのフォーマットだからといえる

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

ソース(テキスト)と段落構成,著作権保護,ビューアでの高速な再生処理を実現するために、「XMDF」を構成するフォーマットは、記述・実行・配布の3種類から構成されている

記述フォーマット(XML)から実行フォーマット(バイナリ形式)に変換する際に、XMDFではXML文書を任意の一部分だけの読み込みを可能なように構成している
これにより、処理能力が低いデバイスでも高速にターゲットページの読み込みを行い表示できるのだ
また、書誌情報(タイトル,著者等)や暗号処理については、配布フォーマット作成時に付加する方法を取っている

これらが、一度のオーサリングで自動的に多彩なデバイスに対応できる電子書籍が作成されるという点がすばらしい(ワンソースマルチユース)
コンテンツホルダーの負荷をも減らし、様々なデバイスで書籍を楽しんでもらおうという考えなわけね

実際に操作した感想としては・・・
「GALAPAGOS」は、読みたい本を選んで、文書が表示されるまでの時間がめちゃくちゃ速い!
電子書籍ってワンセグみたいに表示まで待たされるのが普通と思っていたから、「GALAPAGOS」の文書表示の速さには驚きました
ページ送りで待つ時間が短かいのも嬉しいっす

体感的には、普通に書籍を読んでるのと変わらない感じ
(ただし、大きな画像を用いている書籍については表示まで少し時間が必要な場合あり)

書籍を拡大表示したときの快適性はピカイチ

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション
XMDFフォーマットなら紙媒体と同じレベルのリッチなコンテンツ記述が可能

既にモニター日記-1でも紹介したように、文字サイズに合わせて自動で段組みを変えられるレイアウト機能(フロー型)により、文書の拡大表示を行ってもページ送りは書籍と変わらない操作で読書を楽しめます

つまりiPadやiPhoneの『部分拡大』と異なり、自動的に段組が変更されるので拡大した際でもスムーズに改ページが行えるのだ

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション
拡大しても、改ページの操作はそのまま

こんな具合に快適読書が楽しめるのだ

書籍の販売方法にプッシュ型サービスを導入

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

「GALAPAGOS」では、WiFi環境であれば、ホーム画面に表示されている「ストア」ボタンを一押しするだけで『TSUTAYA GALAPAGOS ストア』へ接続して、雑誌や書籍の購入ができるんだけど・・・

『TSUTAYA GALAPAGOS ストア』が他の電子書籍サイトと大きく異なるのは、プル型ではなくプッシュ型の配信サービスも雑誌や書籍の販売方法として採用した点

新聞や書籍を定期購読できるほか、購入履歴を参考におすすめの電子書籍が自動的に書棚にリストアップされてくるのがユニーク

この購入履歴をもう一歩進めて・・・
有名人や信頼のおけるバイヤーさんとかのオススメ書籍(書棚)として提供してもらえたら嬉しい!と意見交換の際にリクエストしたので、実現すると嬉しいな
公開することでアフィリエイトができると、win-winの関係で双方ともに良くないですか?

ちなみに、このプッシュ型のサービスはOFFにすることも可能ですので、パケット通信料金が気になる人もご安心ください

専用パソコンアプリケーション「GALAPAGOS Station」

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

専用パソコンアプリケーション「GALAPAGOS Station」をインストールすればPCとも連携可能

そしてこのアプリをインストールすると・・・
「GALAPAGOS Station」を介して、購入書籍を最大で1ユーザーアカウントあたり、3台のデバイスまで共有できるのであります(スマートフォンとの連携はスマートフォン用アプリ「GALAPAGOS App for Smartphone」を用いる)

メディアタブレット「GALAPAGOS」のほか、シャープ製スマートフォンやドコモのブックリーダー「SH-07C」も対応しているので、購入書籍の楽しみ方が広がるってわけ
ワンソースマルチユースは、利用する側にも便利なのだ

「GALAPAGOS」ではXMDF、PDF、TXT(Shift-JIS)形式のデータファイルを読むことができるんだけど、それ以外のファイルの場合は・・・
「GALAPAGOS Station」をインストールすると自動的に一緒にインストールされるツール「GALAPAGOS XMDF Clipper」を利用して、ファイルをXMDF形式に変換して取り込むことが可能だそうっす

「GALAPAGOS」で目指すXMDFという名の電子書籍ソリューション

使い方は簡単
変換したいファイルを対応するアプリケーションで開いて、印刷するだけ
印刷画面で、出力先をプリンタから仮想プリンタドライバとして「GALAPAGOS XMDF Clipper」に変更すればOKっす
これについては別のエントリーで操作を説明しますね
いやはや かゆいところに手が届くってのは このことっすなww

電子書籍サービスをスマートフォンにも展開

実はイベントの時には、まだ発表前だったんだけど、3月2日からスマートフォン用アプリ「GALAPAGOS App for Smartphone」で電子書籍サービスをスマートフォンでも利用できるようになっておりやす
対象端末はシャープ製の端末に限られているのがちょっと残念
ほかにも、動画配信やAQUOSへの展開も予定されているそうです
 
 
今回のイベントで感じたのは、XMDFという名の電子書籍ソリューションというのは、コンテンツホルダーと利用者の双方の使い勝手をとことん追求したものなんだなということ

XMDFという名の電子書籍ソリューションの今後の展開に期待!
「GALAPAGOS」をモニター中ですので、実際の使い勝手についてはまた別でご紹介していきヤス

実は、イベントでは本田雅一氏による説明もなされたのですが、それは次のイベント記事にて(急がないといいかげん時間経ちすぎ;;)

シャープ「GALAPAGOS」公式サイト
http://www.sharp.co.jp/galapagos/

「TSUTAYA GALAPAGOS」が、スマートフォンに対応
http://gpservices.sharp.co.jp/smartphone/

GALAPAGOS Stationダウンロード|GALAPAGOS(ガラパゴス)サービス紹介
http://gpservices.sharp.co.jp/gpstation/download/

12793-1572-216023

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