運搬役にプラスミド(plasmid)を用いたiPS細胞(iPS cell)作製に成功

運搬役にプラスミド(plasmid)を用いたiPS細胞(iPS cell)作製に成功

運搬役にプラスミド(plasmid)を用いたiPS細胞(iPS cell)作製に成功
レトロウィルスを用いないiPS細胞作製は ハーバード大学に続く快挙っす!

 
成功したのは、山中研・沖田圭介助教らの研究チーム
論文は10月9日(木)正午(米国東部時間)に米科学誌「Science」のオンライン速報版で発表されております
[Generation of Mouse Induced Pluripotent Stem Cells Without Viral Vectors]

ただし、レトロウィルスを用いる方法よりも効率の面ではちと劣ります
でも腫瘍形成の心配がないというのは画期的!
そっかぁ プラスミド(染色体外遺伝子)かぁ

プラスミドを用いることで、導入される4つの遺伝子(Oct3/4,Klf4,Sox2,c-Myc)が染色体に入り込む心配がないってのがええっすな
プラスミドは、遺伝子組み換えでは定番の手法だし・・・扱いが簡単っすもんね

ハーバード大学はアデノウイルスを運び屋として使い、iPS細胞の作製に成功したらしい
アプローチの方法は ほんとさまざまっすなぁ・・・
(個人的にはアデノウイルスって イメージ良くないんだけどなぁ)

Generation of Mouse Induced Pluripotent Stem Cells Without Viral Vectors
-- Okita et al., 10.1126-science.1164270 -- Science(PDFでの提供)
http://www.sciencemag.org/cgi/content/full/sci;1164270/DC1
概略はこちらでどうぞ
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1164270v1

CiRA(サイラ) 京都大学 物質-細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター
http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/cira/j/index.html

京都大学再生医科学研究所
http://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/
 

関連ページ
山中伸弥(京都大学教授/京都大学iPS細胞研究所所長)がノーベル医学生理学賞を受賞!
「iPS細胞がひらく未来週間(6月13日~18日)」を日本科学未来館で開催
トムソン・ロイターが、「ノーベル賞有力候補者(トムソン・ロイター引用栄誉賞)」を発表
iPS細胞(iPS Cell)、日本国内の特許が成立!
国際シンポジウム「iPS細胞研究が切り拓く未来」で続々新発表
左も右も「右脳」なマウス発見! 科学誌「PLoS ONE」に発表
「マウスiPS細胞」の提供がはじまったけど・・・テロメアって?
パーキンソン病をクローンES細胞で治療!!
iPS細胞(iPS Cell)、日本国内の特許が成立!
体細胞がiPS細胞になるまでの遺伝子の働きをハーバード大が解明
がん遺伝子Mycを用いないiPS細胞(iPS cell)誘導に成功
11月22日:「人工万能幹細胞(iPS細胞)」論文が「CELL(セル)」に!








コメントする





goto PAGE TOP

About Author
    
My Yahoo!に追加


おすすめサイト
あわせて読みたいブログパーツ女性向けイベントやブログモニターならトレンダーズ