映画ファンも楽しめる、クライムサスペンスゲーム「L.A.ノワール(L.A. Noire)」

映画ファンも楽しめる、クライムサスペンスゲーム「L.A.ノワール(L.A. Noire)」

7月7日に発売予定のロックスターゲームスの「L.A.ノワール(L.A. Noire)」は、「調査」と「尋問」にスポットを当てたクライムサスペンス仕立てのアドベンチャーゲーム

今回はロックスターゲームス主催の「L.A.ノワール」ブロガーディスカッションにて、アメリカの発売を前に、一足お先にゲーム画面を見せていただいてきました

ゲームは封印中の自分ですが、その封印を解くことになりそうな予感
というのも、ゲームがクライムサスペンス物だっていうだけじゃなく・・・いろいろな意味で、映画ファンも楽しめるゲームだからなのだ!

俳優の細かい表情の変化を取り込むMotionScan技術

映画ファンも楽しめる、クライムサスペンスゲーム「L.A.ノワール(L.A. Noire)」

Team BondiとRockstar Gamesが手がける新たなクライムサスペンス「L.A. ノワール」
自分、ゲームについては久々のイベント参加であります
今回参加したのには理由がありまして・・・

「L.A. ノワール」で採用されているMotionScan技術が気になったから!

最近は、アクションゲームではモーションキャプチャーを採用しているのがほとんどなれど・・・

映画ファンも楽しめる、クライムサスペンスゲーム「L.A.ノワール(L.A. Noire)」

モーションキャプチャーは、データポイント(計測ポイント)であるマーカーがついたスーツを着た役者の動きをデジタルトレースし、骨格や身体の動き、目線をキャプチャーするもの
しかし、Team Bondiの姉妹会社、Depth Analysisが開発したMotionScan技術では、役者はスーツを着用せず、メイクをほどこした状態で演技
その表情を細部までリアルタイムでキャプチャすることが可能という、今までにないほどの精密さとデジタル化スピードを誇る恐るべき技術なのだ!

MotionScan技術では、実際どのようにキャプチャーするかというと・・・
役者を中心に2基ずつ対角上に配置された32台のカメラが、演技する表情を高解像度の二次元キャプチャーし、そのデータをリアルタイムに処理しメッシュ加工されて3D映像へと変換するというもの
※実際にはDepth Analysisルーム(キャプチャールーム)には33台のカメラがセットされています(1台は演技を現場監督への中継に使用)

MotionScan技術ならば、わずかな動揺や作り笑いなどの細かな表情の変化も再現することができるのだ!

カメラは1秒間に1GBの情報をキャプチャーすると同時に、1秒間に30フレームの映像を1080pの画質でDepth Analysisサーバーへ転送
32台のカメラが取り込んだデータを変換処理することで、なんと!
約15分後に1つの映像ができあがるというわけっす
※マトリックスで採用されたバレットタイムという撮影技術はあくまで2次元用のマルチアングル撮影なので全然別もの、誤解なきよう

キャプチャーに使用しているカメラのお値段は、1台6000ドル以上もするんだと! それが32台!! やはりお金がかかるものっすねぇ
同じカメラがNASAでも使われていて、スペースシャトルの発射時にオゾン層の映像撮影に使われたらしい

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Depth Analysisルームでは、1日に最大50分の映像をキャプチャーすることが可能なんだと!!
このスピードは脅威的っしょー!! 技術は進歩するものなのねぇ

各キャラクタに扮した役者の演技がそのままデータとなるため、キャラクターデザイナーやアニメーターが不要!
MotionScan技術は、処理工程が非常に効率的なシステムといえます

ボディや背景部分は、従来のモーションキャプチャーやアニメーションといったデジタル映像で作成し、MotionScan技術で仕上げられた表情データと合成されるというわけ

今回の「L.A. ノワール」では、400人の俳優がDepth Analysisルームでキャプチャーされたらしいっす
これはもう、映画の撮影って規模だなww
Team Bondiの本拠地はオーストラリアなんだけど、400人もの俳優を確保するために、撮影はカリフォルニアで行われたらしいっす

演出の裏に隠された技術

主人公「コール・フェルプス (Cole Phelps)」を演じたのはアーロン・ステイトン(Aaron Staton)
どこかで見た覚えがありませんか????

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そう! 海外TVドラマの「MAD MEN(マッドメン)」でケン・コスグローブ役の彼ですわ
「L.A. ノワール」では、ほかにも錚々たるメンバーが起用されております

ActorL.A. Noire CastFilmography
Aaron StatonL.A.P.D Patrolman / Detective
Cole Phelps (主人公)
Mad Men/ Ken Cosgrove
Sean McGowanL.A.P.D Traffic Desk Detective
Stephan Bekowsky
CSI: Crime Scene Investigation (242 Episodes)
Ned VaughnL.A.P.D Traffic Desk Captain
Gordon Leary
24/ Mitch Anderson, Bones, Mad Men, Heroes, Boston Legal, NCIS: Naval Criminal Investigative Service, Cold Case, The Unit, Criminal Minds
Michael McGradyL.A.P.D Homicide Desk Detective
Rusty Galloway
CSI: Miami/ Detective Eddie Delacroix, Southland, Lie to Me, Prison Break,The Mentalist, Leverage
Andrew ConnollyL.A.P.D Homicide Desk Captain
James Donnelly
The Closer/ Shariq Marku, NCIS: Los Angeles, Chuck, Heroes, ER
Adam HarringtonL.A.P.D Vice Desk Detective
Roy Earle
Dexter/ Agent Walker
Keith SzarabajkaL.A.P.D Arson Desk Detective
Herschel Biggs
Cold Case, CSI: Crime Scene Investigation, Prison Break
Kate ConnorMargaret BlackMad Men/ Nancy Wallace

ちょっと列挙しただけでもこんな感じ 豪華すぎでしょ;;;
海外ドラマや映画ファンにとっては、別な意味でも楽しめるゲームとなっております

舞台は第二次世界大戦終了後の1947年、ハリウッド

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「L. A.ノワール」の舞台は第二次世界大戦終了後の1947年、ハリウッド
プレイヤーが扮することになる主人公コール・フェルプスは、退役軍人の刑事
第二次世界大戦で勇敢な戦いぶりが認められて銀星勲章を受けたほどだが、終戦後自分の人生と功績を見つめ直したとき、自らの行いを償うためにロス市警に入り、刑事となることを決めた背景を持っています

映画ファンも楽しめる、クライムサスペンスゲーム「L.A.ノワール(L.A. Noire)」

ゲームは、フェルプスがロス市警に制服警官として入局するところから始まり、出世していくにつれ、交通課、殺人課など勤務する部署も変わっていく
従来のミッションやレベルといった形ではなく、それぞれの部署で実際の犯罪を基にした事件を解決するメインストーリーと、戦後まもないロスの街の汚職と暴力に満ちた汚れた核心を暴くストーリーを持つゲームっす

解決した事件がフェルプスのキャリアとなり昇進(転属)するというわけ
※部署は、パトロール課、交通課、殺人課、風紀犯罪課、放火特捜課の5種類

まさに『MAD MEN』な仕上がりを再現!

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ゲーム全体は、フィルム・ノワールと呼ばれる『ノワール映画』テイストに仕上げられており、まさにクライムサスペンス!
色調も影やコントラストを多用したものとなっておりヤス

まさに『MAD MEN』の世界!!!

シナリオのほうも実際に起こった事件をベースにしているとあって、非常に濃い!
当時の雰囲気を肌で感じることができる内容っす

トライベッカ映画祭の栄えある、公式ビデオゲーム第一作目に選ばれたというのも納得です

L.A.ノワール 最新トレーラー

事件を解決する過程も実は考課ポイント

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「L.A.ノワール」は、とにかく事件を解決すれば良いというわけではなく・・・
解決に至るまでの経緯や捜査上でのミス(事故や無実の人を殺害してしまう)なども考課ポイントとなっているので注意!!!

この「考課ポイント」が実は結構重要でして・・・
各課で組む相棒(部署で変わる)の捜査サポート能力などにも影響してきます(例えば逃走中の犯人を追いかける際に運転を頼めるようになるとか、事件解決の手掛かりについてのヒントをマメにくれるようになるとか・・・)

しかし・・・ 舞台が1947年なので、道路に信号とかないんすわ
自分ならカーチェイスのシーンで絶対事故る! んじゃなかったら見失ったり、現場に着くのに時間がかかって証拠や逮捕のチャンス逃しそう(ゲーム内では時間軸も重要なのだ)
うーん、自分の場合は考課ポイントはもらえそうにないなぁ;;

「L.A.ノワール」の第1ゲームプレイビデオ「オリエンテーション」がコレ

ゲームプレイ編 オリエンテーション

イベントでは、交通課担当事件「堕ちた偶像」のプレイ画面を見せてもらいやした

「L.A.ノワール」では、犯罪現場の捜索のほか、目撃者への聴取、参考人の尾行、そして、尋問事件関係者への尋問で構成されており、事情聴取や尋問時の顔の表情や態度から証言の真偽を判断し、論理的に事件を解決していくという流れ

証言者の『表情を読む』なんてのが捜査のキーになるのも MotionScan技術のおかげっすなww

不適切な質問をすると手がかりが得られないばかりか貴重な時間も失う
また間違った追求をすれば容疑者は口を閉ざしてしまいヤス

ひとつの事件は1時間ほどでクリアできる内容なので、まるで刑事ドラマを自らが演じている感じ?

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格闘シーンや追撃シーンなんかもあるんだけれど、反射的なアクションを重視したゲームじゃないってところも自分的には惹かれた部分っす(アクション苦手;;)

「L.A.ノワール」のリリースは、北米は5月17日、日本語版は7月7日の予定
わずか2ヶ月違いのリリースってのが嬉しい(理想は同時リリースだけどね)

今回も「Rockstar Games Social Club」というソーシャルコミュニティで、身体能力を増加させるスーツをはじめ様々なアイテムが、DLC(Download Contents)として提供される予定っす

初回特典として同梱されるのは風紀犯罪課が担当する事件の追加シナリオ「裸の町」についても、後ほどDLC提供するらしいけど、どうせなら『初回購入特典』で無料ゲットするのが一番なり

初回特典ビデオ:「裸の町」事件

L.A.ノワール(L.A. Noire)
ハードプレイステーション3/Xbox 360
ジャンルクライムサスペンス
開発元チーム・ボンディ
発売元ロックスター・ゲームス
発売予定日2011年7月7日(木)予定
価格7,770円(税込)
プレイ人数1人
CERO「Z」(18歳以上対象)

MAD MENやCSIファンならかなり楽しめそうな予感! リリース前だったのでプレイできなかったのが残念!
発売までもうちょっとおあずけかぁ・・・

L.A. Noire 日本公式サイト
http://www.rockstargames.com/lanoire/ja_jp/







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