「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

2009年7月上旬 発売予定の液晶ディスプレイ「Victor Xiview LT-42WX70」
モノフェローズでいち早く触れてまいりました

Xiviewは、TVではなくモニター
それも忠実な色再現性を追及した妥協なきモニターなのであります

みんぽすみんぽす
プロ用モニターに肉薄する「XIVIEW」

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

お邪魔したのはJR新子安駅そばのビクターの工場
見せていただいたのは、JVCの革新的な技術を搭載した新シリーズ「XIVIEW(サイビュー)」
42V型フルハイビジョン「LT-42WX70」っす

倍速液晶テレビの「EXE」シリーズから大きく進化したのは、プロ用モニターに肉薄する静止画の色再現力

まさに「全く新しい未知の映像が見える」モニター
 X=「未知の」とか「全く新しい」
 I=「Image」
 View=「見える」

その能力の高さは、欧州12カ国の主要カメラ・ビデオ専門誌の編集者から構成される「TIPA(Technical Image Press Association)」の認証を受けていることからもわかろうというもの

しかし、実現までは大変な苦労があったのです・・・

ワイドな色空間と原色点の精密さで実現した色再現性

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

Adobe RGBの色域までカバーしたワイドな色空間と先進の高画質技術「GENESSAプレミアム」により、ハイビジョン放送やブルーレイディスク映像はもちろん、デジタル一眼レフカメラなどの高画質画像に保存されたカラーを 忠実に再現することに成功しています

つまり、映画やゲームユーザーのみならずハイエンド・フォトユーザーまで満足させるモニターってわけなのです

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

「XIVEW LT-42WX70」は、sRGBよりも広い色空間を持つAdobeRGBをカバー
それも、sRGB色空間のカバー率100%、Adobe RGB対応カバー率96%
忠実な色再現のポイント、RGB原色点のズレもほとんどありませぬ!

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

なんでRGB原色点がポイントかってぇと・・・
例えば、LCDパネルの色域と異なる場合sRGBという色域を元に、R、G、B色信号の負値を用いて三角形の外側の色空間を拡大表示するんすわ(例:xvYCC拡張色域)

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

これって、基準となるRGB原色点がズレてちゃ意味がないよね
Xiviewなら、入力映像の色域がLCDパネルの色域と異なる場合でも色相のズレがなく、もともとの色を映し出すことが可能なわけ!

だから、流行のデジタル一眼レフカメラで撮影した写真データを鮮やさはもちろん、微妙なニュアンスまで表現できちゃうのであります

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

某社のモニターと比べて「Xiview LT-42WX70(右)」の緑の表現力の鮮やかさを見てくだされ

ただひとつ残念だったのは視野角 もちっと広くなると嬉しいな

#今回色空間についてはucs色度図ではなくxyz色度図で統一してます

こだわりの「YUV変換」と「γ調整」

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

「RGB」って言葉は馴染みがあっても「YUV」って聞いたこともないって人が多いかも・・・
どちらも色空間のことを表してはいるのだけど、「YUV」はY(輝度)CbCr(色差)のこと(輝度と青の差=U,輝度と赤の差=V)
日本のビデオフォーマットはNTSCを採択してるわけなんだけど、白黒放送との互換性を保つ関係から、動画データは輝度信号(白黒信号)と色差信号(色信号)から構成されております

動画やJPGをモニターに表示する際には、実は【RGB→YUV→RGB】という処理(いわゆるTV処理ってやつ)を経てるんすよ
その際に、悲しいかな信号ロスが発生するのだ

しかし「Xiview LT-42WX70」は・・・

脅威のFULL 12bit処理と色度点変換回路によりロスがないんス
それがビクターの誇る映像知能「GENESSA PREMIUM(プレミアム)」の威力なわけ

加えて、液晶パネルのバラつきを1台1台、ガンマ値「2.2」に通称『測補さん』って調整システムでキャリブレーション補正して出荷してます これって民生用モニターとしては初!
ゼミナーでは、実際に『測補さん』モドキの実演を見せていただいたんですが、なかなか面白かった

なんでガンマ値の補正が重要かってぇとですね・・・
ガンマ値ってのは、中間調(白と黒のちょうど中間のグレー)の明るさのことを言いまして、YUV入力映像信号をR,G,B信号のゲインまたはガンマ調整により、正しいRGBホワイトバランスに調整するわけですわ
XIVIEWのガンマ値は「2.2」、デジタルカメラの標準的な値すな

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

上の画像は、黒から白までの階調を順に並べたものだけど19の階調の違いが、今お使いのモニターでは判別できていますか?
この違いがきちんと表示されるかどうかが重要なわけだ
全数検査というか出荷全数キャリブレーションしてるってことは、バラついたモニターは存在しないってことです
これって凄いことなんすよ

進化した映像知能「GENESSA PREMIUM(プレミアム)」

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

モニターに表示される映像の品質は、入力信号→出力信号までの回路中、一番細い(小さい)ところに引っ張られるわけ
だから、ポイントは画像エンジン内の「最大ビット数」ではなく、入力信号のビット数をいかに劣化させないかってこと

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!
#これが映像知能「GENESSA PREMIUM(プレミアム)」!

「GENESSA PREMIUM」の優れている部分は、ビット数の最低ラインをRGB各12bit(合計36bit)で処理している点っす(Real Bit Driver)

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

LSIに内蔵した映像処理専用CPUにより、約687億色の再現能力を実現
でもXIVIEWは、色再現だけがウリじゃないんす

JVCの独自技術「倍速液晶」

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

JVCの独自技術「倍速液晶」は、簡単にいうと、1秒間に60コマで表示している映像を、演算処理により補間映像をつくり出して、倍の「120コマ」とすることで、スポーツやアクションシーンといった動きの速い動画映像で、残像感やノイズを目立たなくする技術のことっす

52種類も用意された画質パラメータといい、この倍速液晶といい、ビクターがJVCブランドとして打ち出してきた「XIVIEW」の求めたものは、究極の民生用モニターを創り出すことだったと見た!!

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

あらゆる入力ソース(動画・静止画)に対応できるモニターってこと

性能を実際に体験!

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!
熱く製品について語ってくださった開発者の方々(左から 華岡さん、湯上さん、藤田さん)

後半では、「静止画」「動画」「ゲーム」について実際に体験できるように実機を用意していただきました
思わず食べたくなるほど美味しそうに写るイチゴの静止画(写真)に驚き、動画では、画質パラメータの細かさにワクワク♪ そしてゲームのコーナーでは、ゲーマーにとって生命線ともいえる『遅延速度』に対するデモが!???

私の記憶が確かなら・・・表示遅延は約1/60秒=16.66ms(1フィールド)強だってことだったんだけど
それってゲームモード(3種類)を使えば、ほとんど遅延は発生しないってことだよね

デモが某レースゲームだったので、苦手な自分は実際に体感しなかったのがちょっと悔やまれます(^^;

ゲーム大好き人間の方は、ぜひ店頭ででも体験してみてちょ

Victor Xiview (monitor) on Flickr(外観写真、ほか)

この薄さとフレームのマットな仕上がりがたまらんっす

サイズと仕様

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!

「Victor Xiview LT-42WX70」が求めたのは、妥協なき色再現性!
42V型のボディを支える土台にもさまざまな工夫が
小さく見えるが実はかなり重く、裏面の滑り止めは前方と後方で高さを変えて倒れにくくしてある!(実際、かなりの力で揺らしてみたが全然平気だった)

LT-42WX70 主な仕様は以下の通りっす

液晶パネル42V型 フルハイビジョン
有効画面寸法(幅×高さ/対角)93.0cm×52.3cm/106.7cm
表示画素数(水平×垂直)1920×1080
表示色数約10.7億色
視野角(標準値)左右:178° 上下:178°
輝度(標準値)450cd/m2
コントラスト比

ネイティブコントラスト 4000:1  ダイナミックコントラスト 50000:1

水平/垂直周波数(パソコン信号)水平:24.83kHz ~ 67.5kHz  垂直:56.42Hz ~ 75Hz
対応入力信号HDMI信号VGA60、480i、480p、576i、576p、720p60/50、1080i60/50、1080p60/50/30/25/24
コンポーネント信号480i、480p、576i、576p、720p60/50、1080i60/50、1080p60/50/30/24
コンポジット信号NTSC3.58/4.43、PAL/50、PAL/60、PAL-M、PAL-N、SECAM
PC(RGB)信号VGA、WVGA、SVGA、XGA、WXGA、SXGA、1280×720、1920×1080
音声実用最大出力(JEITA)10W + 10W(インピーダンス8Ω)
使用電源AC100V - 240V、50Hz/60Hz
入力端子HDMI×3、D-Sub 15ピン、音声入力端子(3.5mmステレオミニジャック)
出力端子スピーカー出力端子
消費電力175W
待機時消費電力AC100V時:0.4W
質量約12kg(本体のみ) 約17.8kg(スタンドを含む) 約19.0kg(スタンド・スピーカーを含む)
スタンド

支柱にアルミ無垢材、台座に強化ガラスを採用、本体より着脱可能な吊り下げ式スタンド

画面角度の調節範囲左右各20度
付属品電源コード×1、スピーカー×1、ネジ×2(スピーカー用)、リモコン(電池CR2025付属)×1、 付属品固定用バンド×1、ネジ×1(固定用)、転倒防止用フック×2、ネジ×2(転倒防止用)、D-Sub 15ピン-RCA変換ケーブル×1、ミニプラグ-RCA変換ケーブル×1

あらゆる入力ソース(動画・静止画)に対して、忠実な色再現を可能にした写真鑑賞も楽しめるHDモニター「XIVIEW」
いやはや、これからのモニターの楽しみ方を考えさせられるセミナーでありました

ビクターならびにみんぽすの関係者さま、ありがとうございました

液晶ディスプレイ LT-42WX70 製品情報 |ビクター
http://www.jvc-victor.co.jp/tv/lt-42wx70/

液晶ディスプレイ LT-42WX70 スペシャルサイト|ビクター
http://www.jvc-victor.co.jp/xiview/








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