NIKONの「MEDIA PORT UP」は8年越しのプロジェクト:UPイベント part2

さて、AMN主催のブロガーイベント、メディアポート「UP 300x/300」レポpart2っす
「MEDIA PORT UP」って、実は8年越しの開発プロジェクトだったんですねぇ・・・

 
NIKONの「MEDIA PORT UP」は8年越しのプロジェクト:UPイベント part2

厳密には、1990年代後半から加藤氏の頭にぼんやりとした構想はあったようですが(笑)
ニコンの<2000年プロジェクト>で初めてその前身である“ETD(Eye Top Display)”が加藤氏によって発案されたのであります
「片方の目で見る」「ハンズフリー」なモバイル映像機器!
でも、結局はアイデアだけで、製品化プロジェクトではなかったんだって

本業の傍ら、加藤氏は地道に関連特許の調査などを続けて、製品化の可能性を模索
その結果、2002年2月、正式に開発テーマとしての承認を取り付けたそうな
いやぁ 諦めちゃいけませんねぇ
しかし、当初の形はセパレートタイプ! つまりヘッドホン・ディスプレイ部分とストレージ部分がケーブル接続されたものだったらしい
会場では その貴重な初期開発バージョンも披露してくださいました(上記写真)

NIKONの「MEDIA PORT UP」は8年越しのプロジェクト:UPイベント part2

しかし、開発も終盤に入ったところで、装着感や操作性を考え、あえて「一体型(オールインワンタイプ)」にこだわり、再度設計したわけっす
そして、当初の案にもあった「ハンズフリー」は、モーションセンサーで実現されました

実際に使ってみるとわかるんですが、初めて使うときこそ戸惑うものの、十字に配置された操作スイッチ(マルチセレクターボタン)は、非常に使いやすく、メニュー選択はダイヤルで行うことが可能です
自分も 一回目の体験時は非常に戸惑ったんだけど、今回の体験では嘘のように自由快適に扱うことができました もちろんマニュアルなしでね(笑)

オールインワンタイプだからこその快適性! やっぱ線って邪魔だな(^^;

あ、あと両眼で映像と外界の両方を認知して動くことも難しいことではないっすよ
不器用な自分ができたくらいっすから(^^;

モーションセンサーがまた楽しいんす これについては前回のエントリーのビデオをご覧くだされ

外観についてはコチラでどんぞ(前回と同様のもので失敬)
NIKON mediaport UP on Flickr (14 photo)

しかし なんでNikonがAVプレーヤーだったんだろう???
その回答をイベントで聴くことができました
Nikonは、カメラや眼鏡などの分野で顔まわりの製品については、既に実績があり、特に光学系では世界トップクラスの技術を持っているのはご承知のとおり
実際、カメラのファインダーのレンズ技術なども生かされているようです
格子型の回折光学素子を非球面レンズで挟んで紫外線硬化で圧着したという、新開発の「密着複層型DOEレンズ」は、さすがNikon!というところ
一言で言えば、カメラもUPも光学系のモバイル機器だから、Nikonが開発してもおかしくないってことらしい なるほど(笑)

ギミック好きの自分としては ぜひとも訊いておきたかったのが、利き目に自由に対応できるというアームジョイントやリトラクタブル・メカの可動部の耐久性
その小気味のよい動きは、独立した3軸を連結することで実現されていて、もちろん耐久性にも自信があるとの回答をいただきやした あ~分解してぇ(苦笑)

EIZOのディスプレイでも目への負担について 何度も触れているけど
UPのディスプレイ部分には背景光センサーがついていて、自動的に画面の明るさを背景に合わせる<自動明るさ調整機能>付き! モバイルを意識したつくりになっておりまする
あと電源が単三電池2本ってのも気に入った点
自分は単純に、いつでもどこでも入手できるのがGOODだ と単純に考えていたんだけど、実は、電源部が顔に近いという点から、昨今のバッテリー発火事件を鑑みて選択したことらしい  いやぁ深いなぁ

NIKONの「MEDIA PORT UP」は8年越しのプロジェクト:UPイベント part2

あ、OSはWindows CE Pro 5.0でした 一応チェックね(笑)
これでファイル転送速度がもちっと速いと嬉しいんだけどな・・・(USBで30~40Mbps)

NIKONの「MEDIA PORT UP」は8年越しのプロジェクト:UPイベント part2

ニコンがやってる写真保存・共有サイトの『my Picturetown』との連携も視野にいれているそうっす 正式には、動画を投稿・共有できるサイトとして『UPLAB@my Picturetown』として提供される予定
前回もさらっと紹介したけど、ネット時代に対応すべく<ハード-ソフト-コンテンツ>を組み合わせたビジネスモデルを展開ってことっすな

ともあれ 欲しくはあるが自分にはちと高いんだよねぇ・・・
どっかとコラボるか、動画再生に工夫してAds入りモデルとかで安く出してくれると嬉しいんだけど(^^;

実際に触ってみたいという方は、12月7日まで表参道ヒルズ本館地下3階イベントスペースPE43で「UP」を体験できるタッチ&トライスペース「UPLAB(ユー・ピー・ラボ)」を開設中っす
また、プレミアムアウトレット土岐、神戸三田、御殿場のニコンダイレクトストア各店、ニコンプラザ銀座、新宿、大阪に体験コーナーが設置される予定ですので お問い合わせくだされ

UP STORE
http://www.upstore.jp/

UP LAB
http://www.uplab.jp/
#UPクロニクルが楽しめます

UP - メディアポート - 製品情報 ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/jpn/products/mediaport/up/
 
 
関連ページ:
「MEDIA PORT UP」モーションセンサーを体験!:part1
NIKONの「MEDIA PORT UP」UP300x を体験してきたっす








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